一杯の珈琲に心を込めて。「本当に美味しい珈琲を提供する」を目指す私たちの「本気」訓練レポート

こんにちは!つなぐ宮本です!。

つなぐコミュニティーズでは、利用者さんの就労に向けた訓練の一環として、珈琲の焙煎やドリップの技術習得に取り組んでいます。目指すは「お客様に感動していただける、本当においしい珈琲」をご提供すること。

4杯の珈琲

先日、そんな私たちの情熱を形にするべく、4人のメンバーでバリスタ訓練を実施しました。今回はその熱気あふれる様子をお届けします。

妥協のない「一杯」を作るための黄金ルール

今回、私たちが挑戦したのは、以下のレシピです。

  • 豆の量: 12g(一杯分)
  • 挽き方: ペーパードリップに最適な「中粗挽き」
  • 温度: 豆の甘みを引き出し、雑味を抑える「85度」
  • 抽出量: 約130cc

まずはカップを温めることからスタート。せっかくのおいしい珈琲も、器が冷めていては台無しです。「細部まで心を配るのがプロの仕事」という意識を共有し、いよいよドリップ開始です。

4人4色の個性が光るドリップ風景

参加したのは、利用者のNさん、Oさん、Hさん、そして支援者である私の4名。同じ豆、同じ道具を使っていても、淹れる人の個性や集中力が如実に現れるのが珈琲の面白いところです。

几帳面さが光る、Nさん(男性)

トップバッターのNさんは、非常に丁寧な手つきが印象的でした。12gの豆を正確に計り、ミルで挽く時も一粒もこぼさないよう真剣そのもの。蒸らしの工程では、湧き上がる湯気をじっと見つめ、お湯を注ぐ円の描き方も実に正確です。Nさんの淹れた珈琲は、濁りのない、非常にクリーンな味わいに仕上がりました。

探究心あふれる、Oさん(男性)

続いて挑戦したOさんは、「なぜ85度なのか」「お湯を注ぐスピードでどう変わるのか」を常に考えながら取り組んでいました。少し緊張した面持ちでしたが、注ぎ始めると一気に集中モードへ。お湯を細くコントロールする難しさに苦戦しながらも、最後まで粘り強く淹れきりました。その味わいは、少し力強く、飲みごたえのある一杯となりました。

優しさが味に表れる、Hさん(女性)

Hさんは、常に「飲む人のこと」をイメージしながらドリップしてくれました。お湯を注ぐ手つきがとても柔らかく、見ていて安心感があります。Hさんが淹れた珈琲は、香りがふわっと広がり、口当たりがとてもまろやか。「おいしくなれ」という魔法が本当にかかっているような、優しい一杯になりました。

そして私(支援者)も挑戦

最後は私も一緒に。支援者という立場ではありますが、教える側も常に技術を磨き続けなければなりません。皆さんの熱い視線を浴びながらのドリップはなかなかのプレッシャーでしたが(笑)、4人で切磋琢磨するこの時間は、私にとっても非常に刺激的な学びとなりました。

「おいしい」の先にあるもの

全員が淹れ終えた後は、お待ちかねの試飲タイムです。

「Nさんの珈琲はスッキリして飲みやすいね!」「Oさんの、コクがあって好きだな」と、お互いの良さを認め合う素敵な時間が流れました。

単に技術を習得するだけでなく、こうして同じ目標に向かって試行錯誤し、お互いの成果を讃え合うこと。それこそが、私たちが大切にしている「働くための力」に繋がっていくのだと改めて実感しました。

珈琲を淹れる3人と指導するスタッフ

これから

私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。現在は事業所内での訓練がメインですが、今後は地域のイベントや販売会などを通じて、より多くの方に私たちの珈琲を届けていきたいと考えています。

「12gの豆、85度のお湯、130ccの魔法」。

この一杯に込めた皆さんの努力が、いつかたくさんのお客様の笑顔に変わる日を夢見て、私たちは明日もまたミルを回します。

コーヒーの香りに包まれた私たちの事業所を、これからも温かく見守っていただけたら幸いです。

ぜひ、私たちの「本気の珈琲」を飲みに来てくださいね!